COEX CloverをVMwareを使ってシミュレートする

困ったときは,まじパオーン!

 

今回は,COEX Cloverのシミュレータの環境構築についてです.

COEX cloverは,キットを使ってドローンのことやプログラムについて学びましょう!という宣伝されている学習ツールです.

coex.tech

ただ,これはgazeboを使用してのシミュレーションも公開されているため,ちょっとドローンの世界を味わってみようっていう人が手軽に足を踏み入れることができます.

ただ,このシミュレータはgazebo上で動くためLinuxが基本です.

そのため,この記事では,Linuxユーザーでない方々も使えるように公開されている仮想環境での使用方法について解説します.

[事前準備]

☆セキュアブートの無効化

☆Virtualization Technology(VT-X)の有効化

この二つの作業をやっていないとVMwareを起動できないので注意

[1] Clover drone VM imageのダウンロード 

Release v0.4.1 · CopterExpress/clover_vm · GitHub 

上記URLにアクセスして,VM imageをダウンロードしてきます.

[2] VMware WorkStation Playerのダウンロード

https://customerconnect.vmware.com/jp/downloads/info/slug/desktop_end_user_computing/vmware_workstation_player/16_0

上記URLにアクセスして,ご使用のOSにあったものをダウンロードしてきます.このとき,バージョンは15以上でないといけません.

[3] VMware WorkStation Playerのインストール

(1)Windowsの場合

ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックして実行.後は,指示に従いつつインストール.

(2)Ubuntuの場合

$ sudo bash <VMware-Player-15.5.1-15018445.x86_64.bundle>(ファイル名)

 

"""

VMware Kernel Module Updater

Before you can run VMware, several modules must be compiled and loaded into the running kernel

"""

っていうエラーが出て,起動できなかった場合

$ sudo apt-get install g++

$ sudo apt-get install build-essential linux-headers-$(uname -r)

$ sudo vmware-modconfig --console --install-all

[4] VMwareの初期設定

基本的に全部acceptにチェック入れてnext.

[5] 起動させる

Open a Virtual Machineからダウンロードしたclover image import

なんか最初はimport errorみたいなのが出るけどretryimportできる

importされたclover imageを選択した状態で右下のEdit virtual machine settingsをクリック

MemoryPCの半分のメモリを設定

Processors:同様に半分が良い

NewWork AdapterNetWork ConnectionBridgedをチェック,Replicateの欄もチェック

これだとネットワーク選択ができない→NATの欄をチェック

USB Controller:使うなら設定

Display:右上3D Graphicsの欄のAccelerateにチェック

Options タブに移動

Vmware Tools:右上Vmware Tools Featuresの欄Synchronizeにチェック

Save

最後にPower Onをクリック.

[5] VMの中でgazeboを起動する

VMを起動すると,デスクトップ画面が現れる.

そこのアイコンの中にgazeboが存在するので,そこをダブルクリックすることで起動する.VM(バーチャルマシーン)なのでgazebo以外も通常のPCのように使用できる.

ただ,OSはxubuntuというLinuxベースのものなのでLinuxになれていないと少し大変かも、、、

 

気が向けば中身の使い方について書くかもしれません.

それまで,気長にお待ちくださいな.